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塗装の塗り替えはなぜ必要なのか

一般塗膜の劣化について


塗膜は、雨や太陽光などから建物を守っていますが、年数が経過するに伴い、風雨や紫外線などの影響で防水性や美観は逐次低下していきます。建物を長持ちさせ美しさを維持するには一定期間ごとの塗り替えが必要になります。


鉄部塗膜の劣化について


経年による塗膜のはがれやピンポールの発生が起こると、鉄部への水分侵入を許してしまいます。鉄は酸素と水分により錆びてしまいます。錆びると鉄の強度が大幅に落ちる可能性がありますので錆止塗料による塗装が必要になります。

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下地の補修はなぜ必要なのか

ひび割れ(クラック)の発生について


大気中の炭酸ガス等によるコンクリートの中性化は長期の年数を要しますが、ひび割れが発生し水や炭素ガスが侵入すると躯体劣化が促進させ室内等への漏水になります。


鉄筋露出の発生について


躯体に発生したひび割れから水分や空気が侵入し、躯体内部の鉄筋に錆が発生します。その錆による体積膨張により躯体表面のコンクリート、セメントモルタルが押し上げられ浮き,割れ、欠落が生じ躯体内部の鉄筋が露出します。鉄筋の腐食、コンクリートの破損により建物の強度低下が進行しますので補修が必要になります。

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シーリングの打替えはなぜ必要なのか

打継目地シーリング材の劣化について


建物は外部の力で揺れたり動いたりしています。シーリング材は施工後も長期にわたり弾性体であり、建築目地のムーブメントに追従してその力を逃し、他の部分に振動が伝わるのを和らげています。しかし経年劣化によりシーリング材自体が劣化するとその動きに追従できなくなりシーリング材が切れて躯体に水分が侵入して雨漏りの原因になったり、建物の弱い部分の劣化の進行が早まったりしてしまいます。建物の寿命を延ばすには一定期間ごとの打ち替えが必要になります。


サッシ廻りシーリング材の劣化について


躯体とサッシの取り合いに施されたシーリングです。元々壁面の開口としてある部位の為、シーリングが切れると直ちに雨漏りにつながります。

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防水層の改修はなぜ必要なのか

防水層保護材(トップコート)の劣化について


防水層も塗膜と同じで年数が通過するに従い、風雨や紫外線の影響で劣化していきます。雨水が建物内に侵入してしまうと、建物の寿命は急激に落ちてしまいます。通常防水の保証期間は新築で10年間、改修工事で5年間です。保証が切れる前から防水改修工事の準備を行いましょう。